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代表取締役社長 増子 律夫

 大分キヤノンは、キヤノンのイメージコミュニケーション事業本部の主力生産拠点として、1982年に大分県の安岐町で操業を開始し、デジタル一眼レフカメラのEOSやビデオカメラ、EFレンズの生産を行うとともに、国内・海外のカメラ・レンズ工場のマザー工場として統括的な役割を果たしています。

 近年では、カメラ生産のマザー工場としての役割だけでなく、製品評価や試作といった開発支援、自動化を軸とした生産装置の設計・製造、製品の性能や品質を左右するキーパーツ内製、お客様からのカメラをお預かりして修理を行うサービスなど、その役割を拡大してきました。開発支援から生産そしてサービスまで一貫して行う体制の中、それら各機能が連携しあうことで、より高性能、高品質なものづくりにつなげ、顧客満足を更に高めてまいります。

  大分キヤノンとしては、2019年には、日田事業所も加わり、本社の安岐事業所および大分事業所とあわせ3拠点体制となりました。同じ九州地区の長崎キヤノンや宮崎キヤノンとも連携しながら、世界一のものづくりを目指しています。その中で、さまざまな改革を実行し、社員一人一人が目標に向かって努力できる体制を整え、創業以来培ってきた高い技術力や管理力を柱として、知的集約型の総合技術拠点に進化していきます。

  そして、これからも地域との共生、社会貢献を図りながら、新たな文化と伝統を作り上げてまいります。

 みなさまの温かいご理解とご支援をお願い申し上げます。